Minamisanriku workshop <未来をつくるワークショップ>

将来、まちの未来を担っていくのは子供達です。そんな子供たちに自分の故郷を知ってもらう、好きになってもらうにはどうしたら良いでしょうか。このワークショップは子供に自分たちの住むまちの魅力を知ってもらい、今よりもっと良いまちにするにはどうすれば良いかを両親と共に考えることを目的としています。それぞれのまち専用の積み木を使用し、自分たちのまちの白地図の上で遊びます。遊ぶ際に親はその土地の伝統や歴史を子供達に教えます。自分たちの住む地域を遊びながら学ぶことで故郷に愛着が生まれるでしょう。学んだ内容は「こうしたらもっとよくなる」「大人になったらこんな施設が欲しい」など、子供と大人が一緒に街の未来を考えていくことにつながります。画像の積み木は南三陸町をモチーフにしたものです。実際に見て感じた色や形を積み木にしています。

2013  concept
Design  Suzuki  Akiyama

Minamisanriku workshop <心をつなぐサイン>

震災後、多くの人が故郷を離れています。かつてその土地にあった人と人との絆は一度の災害によって断ち切られました。南三陸の暮らしの間で育まれてきた絆、それを取り戻すために提案するのがこのサイン計画です。南三陸の自然をイメージしたシンボルマークを制作し、その形態を組み合わせて構成したサインを南三陸町全体に展開します。町に広がったサインによって、そこに住む人たちに一体感が生まれ、失った絆を取り戻すことを期待しています。また、町のシンボルを決めておくことで、万一再び災害が発生してもこのマークの元へ戻ってこられるように、心のよりどころや宿り木のような存在になることを願います。町に広がるサインの誕生は PR にもつながり、南三陸に人が集うきっかけとなります。

2013  concept
Design  Suzuki  Akiyama