WAVES

WAVESは日本各地の揺れを一斉に描画します。波形は紙に描き出され、地震の揺れを目で、耳で感じさせます。誰の意図も介在せず、淡々と再生される過去の記録を前にした鑑賞者は、離れた場所で同時に起きた出来事の俯瞰と体感を繰り返すことで、自身の記憶と結びつけていくことでしょう。波を描画する揺れの記録は、NIED(国立研究開発法人防災科学技術研究所)にて公開されており、各地の地震計の値を角度に変換しペンを動かしています。ヒーターによって加熱され紙の途中から消えていく線は、時間の経過により薄れていく儚い記憶のようにも見えます。

本作では東日本17都道府県庁所在地における2011年3月11日14時46分18秒から数分間の記録を繰り返し描写しています。

 

 

 

2017.05.02-03   Spiral Independent Creators Festival 18
東京都 Spiral

 

 

 

2017.03.11   project waves exhibition
東京都 港区

 

Project waves

「人々が共振するモノを作りたい」この活動はそんな想いから始まりました。自分たちだから作れる、意味のある、価値のあるモノは何か。そんな時、震災の後に芽生えた自分たち自身への問題意識に目を向けました。 被災した土地へ行った時、現地の人の話を聞いた時、特集番組を見た時、地震に対する強い感情が沸き立つけれど、住処に戻った瞬間普段の生活に戻ってしまう。 毎日流れるニュースにだんだん気を向けなくなってゆく。明日自分の身にも起こり得るという認識が弱まってゆく。今私たちに必要なのは想像することではないか。この活動が地震について考えるきっかけとなることを願っています。

 

2016-2017
石垣 純一  鈴木 僚  山浦 晃司